仕事に対するワクワクが生まれないから嫌いになる
通勤中にふと嫌いな曜日っていつだろう、って思ったけど曜日ではなく働いてる日が嫌いかな、と思った。んでなんで嫌いなのか、を考えるとやっぱり仕事のことになる。
会社に着いて席に座って書類なりパソコンなり今日やるべきことを確認してると「あぁ帰りたい」となる。曜日に関係なくこの状況になると帰りたくなる。仕事嫌いってなる。
んじゃ仕事の何かが嫌いなのか、を考えると結構出てくる。書類作成やチェック、メール、電話、情報収集、情報共有、確認、報告などなど、やってることほぼ全部じゃねぇか。ダメじゃん、私。
そして、ふと周りを見てテキパキ笑顔で働いてる人を見ると何をするにしても楽しそう。たぶん、目の前にある仕事があらゆることに繋がってることを実感してそれに携われることに誇りを持っているのだろう。だから何をするにしても楽しく、辛いことがあっても立ち向かえるんじゃないか。
でもそうして携わった仕事でも急に寂しく感じることがある。重要な情報が共有されていなかったり、何の仕事か詳細な知らせがないまま指示がきたり、頼りにされなくなったり、と。もう色々起こる。
それら自体は長年働いていればよくあることなのだが、この小さな積み重ねが真綿で首を絞めるように、精神の端っこを少しずつ削ったりして気づいたときには崖っぷちに立ってる。
そこでハッと気づけば良いのだが、そのまま進んでしまって底のない大きな穴に落ちていくことがある。そうなると楽しく感じていた仕事が急に輝きをなくして無機質に見えてくるのだ。
一度輝きを失ったものはなかなか輝こうとしない。そして、それは徐々にボロボロと崩れていくように見える。
このままではだめだ、と違う輝きを探すが同じ環境では心揺さぶるワクワクするものにはなかなか出会えない。また同じことが起こるのではないか、と強く思ってしまうからだ。その繰り返しである。
それでもワクワクするものを探している。
どんなに嫌いでも仕事に向かうのはそんな理由かもしれない。
- 作者: 田村耕太郎
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