何を利用して何を仕事にするか
自分がしたい仕事をしているつもりが辛いだけの日々になっている、よくある話だ。毎日のようにハマっている趣味を仕事できたらどれだけ良いことか、そう思って趣味の延長で入った業界が泥臭く努力の塊で周りの成長スピードについていけず挫折して好きだった趣味が嫌いになる、というパターンもある。
趣味の延長で仕事になり、それが生き甲斐にすることは大変なことだ。そういうのは趣味の段階で生き甲斐であり、絶え間ない努力の積み重ねがあるから仕事として成り立つのだ。ただの暇つぶし程度でしかない趣味の範囲であればそれを仕事にしようとしたところで挫折するのは目に見えてる。
好きなものは何かを利用しているときだからこそ好きであって、それをビジネスにするにはまた違う努力が必要になる。利用してるときは自分の考えがそのまま反映されるから楽しいのだ。楽しいからこそずっと続く趣味になる。仕事となると自分の考えがそのまま反映されないことだらけだ。それが分かっていないとただただ辛いだけの日々になる。
今目の前でしている趣味や仕事は利用しているのが楽しいのか、ビジネスにしているのが楽しいのか、ふと考えるときがある。そして、好きでしている仕事のつもりが利用しているときのほうが楽しいときに気づく。こうなると今いる業界は向いていないんじゃないか、と思うのだ。そんな夜である。
- 作者: 板垣清司
- 出版社/メーカー: スタジオタッククリエイティブ
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログを見る