ほこ×たてでヒドい対決となったセキュリティ対ハッカー
ほこ×たてでセキュリティ会社とハッカー三人衆の対決があった。結果はニュースにもなるほどヒドいものだった。ハッカーがあっという間にパソコンに侵入し、特定の画像を探すだけになったのだがその画像が数万枚の中に隠され、それを推理しながら探し当てた一体何の対決か分からなくなるほどだった。
対決は三戦に分けてされ、ハッカーチームは二戦目でギブアップした。理由は二戦目も侵入はしたものの隠された画像探しに疲弊し、その探す行為に時間だけが過ぎていくため諦めたというより呆れた印象を受けた。
結果、セキュリティ会社が勝利となった。
この結果にネットは侵入されたのに画像が見つからないから勝ちとはアリなのか!?という感想が溢れている。私も同じ感想だ。しかし、セキュリティ会社はツイッターで違った編集をされて意図した内容になっていない、という。そのため後日内容について詳細を公開するそうだ。
なぜこんな結果になったのか。対決の仕方がよくなかったのではないか。対決の中でセキュリティ会社が紹介していたのは「防人」というサービスだ。テレビでは侵入を防ぐセキュリティソフトとして活躍したかに見えたが、サイトも確認するとメールがくるウィルスを守るのに特化したソフトだ。
それなのにスタートはセキュリティ会社側が用意したパソコンからハッカーチームにメールを一通送って対決が始まる。これが逆転なら違った対決になったかもしれない。(ただウィルスを送って侵入する、ということになりかねないのでこれも意図しない対決になるだろう。)
そして、なによりセキュリティ会社なのに開始からわずか30分程度でパソコンに侵入されて自由に使える環境になったことが問題だ。セキュリティを破るために集まったハッカーチームは難なく侵入できた。この侵入をいかに防ぐかが対決の見所だったはずだ。
私が見たかったのはエヴァンゲリオンでネルフのコンピュータにハッキングをしながら侵食をした使徒とそれをギリギリで防いだリツコ先生との戦い、そういった対決だ。
実際の対決は一体何なんだ、という感想しかない。これが国や重要機間で使われているセキュリティなのか、と。
早くセキュリティ会社のしっかりとまとめた内容を見たい。この声でこの結果の印象も感想も変わってくるはずだ。楽しみである。
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