経営者から見る夢、従業員から見る夢
経営者は上を見て夢を語る。努力して苦労すればするほど夢に近づき、力をつけてさらに難しい仕事をこなして夢を現実のものにしていくのである。そして、夢の幅が広がり新しい夢にチャレンジしていくのだ。
経営者はみんなを上に引っ張っていく存在であり、ピラミッドのような形になる。
従業員は前を見て夢を語る。努力や苦労も大事だが夢よりまずは目の前の生活である。その会社でできる仕事や地位や権限、年収が現実となる。経営者が語る夢は背伸びしても横から見ても見えづらく、邪魔なものばかり見えてくる。
従業員は前を見ているため整列しているような形になる。
会社は私たちのことをしっかり見ていない、考えていない、というのは方向性ではなく見え方が大きく違うこともある。
限られた時間の中で成果を出せない
限られた時間の中で限界を超えた成果を常に求められるのがサラリーマンである。毎日限界を超えるには昨日の限界を超えていなければならない。そんな毎日を送る生活は無理である。
一度転ぶと立ち上がる間に色んなものが通り過ぎていき、前を見ると成果がはるか遠くに感じて諦めの気持ちが出てくる。一度諦めると進むのが億劫になり1日経つごとに進みたくなくなるのだ。
そして、気づいたときには心が折れて座り込み、周りを見ないように膝を抱えて下しか見なくなる。周りは声はかけるが同じ目線で手助けはそう簡単にはしてくれない。そうでないと自分の成果にも響くからだ。
成果なんて10やって半分出せば御の字である。あと半分は自分の成果より周りの手助けをすればよいのである。自分のことはどうでもよいのだ。
限られてるのは時間ではない、人なのである。
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成果を出すために犠牲が当たり前になる異常な日常
成果を出すために毎日何かしらの犠牲をしている日常は異常である。だがその異常なことをし続けないと会社が成り立たないというのもまた異常である。
それが当たり前になっているからブラック企業はなくならず、毎日何かを犠牲にして働く人々が増えていき、何かを失っていくのだ。
こうして今夜も夜景が綺麗なのである。
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