真実というもの
テレビや雑誌などで事件や問題が起これば「真相が知りたいだけ」というのはよく耳にする。普通に生活していてもちょっとした出来事に「真相が知りたいだけ」はよく思う。
自分自身が当事者ではなく、周りが知っていて自分だけが知らない、というなんともくだらない状態だが、なんのことか知りたいと思ってしまう。
「別に知らなくても平気だよ」「あなたのことじゃないから」「大したことないものだし」「スルーでいいよ、悪いこと言ってるわけでもないし」など色んな理由で教えてくれない、となった場合は知らなくてもいいことでも知りたくなるし、教えてくれない本当の理由があるんじゃないかと深く考えてしまう。
この手のものは今知りたいことであり、数日やひと月経てばどうでもよくなるものだ。でもその今知りたい欲求というのはとても強い。教えてくれない真相は何か、本当は自分が関わるものじゃないのか、単に嫌われてるだけなのか、など考えてしまうものだ。
教えてくれないならと探りを入れながら聞き出しにかかるが、うまくいかずに余計な警戒をされてさらに誰も教えてくれない。そして、面倒なしつこい奴と思われる悲しい結果になってしまう、かもしれない。
普通に「何?」から「どうして教えてくない?」となり「深い理由があるのか…」となり「真相が知りたい」となるような。だいぶ乱暴な流れだが…。
ほんの些細なことでも「真相が知りたい」という欲求は誰にでもあるし、自分の人生に深く影響するものなら何が何でも知りたくなる。
今知りたいことがこの先のことを考えても知りたいことなのか、ほんの少しでも考えてから探りを入れていけばよいのだ。
- 作者: 高橋洋一
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