私の頭の中のヒーロー
私は日々色んな妄想をする。その中でよくするのが自分がヒーローになる妄想だ。きっと皆さんもそういう妄想をしているだろう。いやきっとしているはずだ。(勝手に巻き込む)
テーマや立場はそのときの気分次第だが、最近は半沢直樹(ドラマ)の影響で会社や上司の悪事や理不尽なものに立ち向かい、些細なことでは動じずに冷静かつ大胆な行動で様々な不祥事を暴き出しては自分の利となる行動をしていくのだ。ポイントは蹴落とす奴は徹底的に蹴落とすという冷酷な場面も見せつつも仲間には笑顔を振りまく見事な役者っぷりのところである。
会社や上司たちとの戦いは暴力に頼った殴り合いではなく、正論かつ論理的な言葉のやりとりである。裏付けされた証拠、証言、法律などを盾に立ち向かう私。だが正論を広げつつも権力や裏の暴力をちらつかせて自らの手を汚さずに私を闇に葬ろうとする上層部。かなり卑劣である。
そんな火花が飛び散る鍔迫り合いが繰り広げられる中、影から心配そうに顔を覗かせる美人のあの子は会社のヒロイン。あぁ、あの子だけは守りたい。なんとしてもだ。でも先に進むと彼女の裏切りに合い、ボロボロになりながらも前に突き進む私がいる。私、カッコいい。
いつもこんな感じ。
終わりはだいたい私の独占的な欲に任せて、あんなことこんなことアンアンアンとっても大好き的なノリでやりたい放題したあとに地球が大爆発してみんな無になるようにしてる。これによって誰もが恨みを残すことなく終了することができるので素晴らしいハッピーエンドとなるのだ。
ヒーローというより中二病である。
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