秘密を上手に共有すること
仕事は常にオープンでなければならない、と言われるが秘密裏に進めることも多いので常にオープンというのは無理がある。プロジェクトが複数同時に動いてるときは特にだ。
秘密裏に進めるには当然主要メンバーにしか共有はされないが、それが他のメンバーに知られてもいけない。少しでも知られてしまうと何をしているのか気になり、知ろうとあれこれ詮索もしてくる。主要にとっては少々鬱陶しい。
「関係ないから」と突き放すこともできるが秘密を探ろうとする者への対応を間違うと知られてしまったときに情報が漏れる可能性もある。常識を考えれば不快に思っていても秘密を守ってくれるが会社への忠誠度によっては守らない輩も出てくる。
たとえプロジェクトが台無しになるような漏れがなくとも漏れた場合は様々なところで信用が揺らいでくる。口には出さなくともギスギスした感じにもなる。
あとは無駄に秘密にしてしまう場合だ。前もって知っておけば対応もスムーズに進むものが秘密裏に動いているものだから担当者は突然の指示にてんてこ舞いになる。これでは秘密裏に進めてる意味がない。担当者も含め驚かせる内容であっても即対応が次々にくるようでは内容よりも秘密にしていたことに驚き、不満が溜まっていく。
秘密というのは守るだけではなく、周りに与える影響も深く考えて扱わないと無駄に信用が減るばかりだ。
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