苦しみながらも成長する
人はある程度のストレスと苦しみがないと成長しないようにできている、と私は思っている。好きなことを気持ち良さだけでやり続けても成長はしないはずだ。
好きなことには苦しみもストレスも含まれている。嫌いなものはその割り合いが大きいだけなのだ。だから余計に嫌い、という気持ちがはっきり感じて拒絶をしてしまう。好きなことは割り合いが少ないので多少のことではへこたれない。
好きなことでもほんの少しの苦しみで逃げてしまい、習得できたはずの知識や技術がないものになってしまう。ほんの少しの苦しみを逃げたばかりに。実にもったいないことだ。でもこれの繰り返しが今の私でもある。
今の私には人に自慢できるほどの知識も技術もない。苦しみやストレスに対する気持ちがすぐに「逃げ」を選び、心身の楽なほうへと進んでしまう。その結果、何年経っても変わらない今がある。
逃げの癖がついてしまうと治すのは難しい。明日からやろう、言われたらやろう、この知識や技術が理解できたらやろう、身についたらやろう、こういう考えばかりが先にくる。
即行動に移し、今まさに身につけた知識と技術で理解して問題に立ち向かわなければ解決もしないし、成長もしない。自分自身が成長したと思って立ち向かってもその場を「こなした」だけなのだ。明日や一年後に同じことができるとは思えない。また「学び」から始めるだろう。
苦しみやストレスを含んで好きなことに没頭し、問題や困難に立ち向かい解決していく。常に自分の中での先端を行き、超えていかねば成長はないのである。
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