人との繋がりの強さは退職後に痛感する
仕事をしていれば人との繋がりは避けられないが、関係の密度が濃いほど退職時のパワーも大きくなるので退職をためらう一因にもなる。
だが仕事でも親密度によっては退職したあと、転職活動にも大きな影響が出てくる。退職後にも食事をしたり、相談に乗ってくれたり、気にかけてくれる人がいればその関係は今後も大事にしたほうがいい。それは貴方の財産だ。
転職活動をすると培ってきた人脈で次の就職が決まるかもしれない、という淡い思いはあるが実力と経歴などがないと「早く次決まるといいね」で終わってしまう。そのような声が1つもない状態であれば、その程度の仕事しかしてなかったのだ。つまりそれが今の私なのだが、なんとも情けない人生である。
当然、こちらから声をかけていくことも大切だ。人との繋がりが面倒だと思っていてもお世話になった人は必ずいる。相手からアクションが何もなくても、自分から勝手に報告をしていけばいい。その場合は「そうか」の一言で済むような報告がベストだ。
何も進展がない状態での報告が一番辛いのだが、その報告の気持ちが「何か行動をしなければ」の原動力にもなる。次は良い報告ができるように、安心させられるように、自慢できるように、なんでもよいから動く気持ちを持つことだ。
人との繋がりを広げていくのは苦手でも、手が届く範囲の繋がりくらいは克服したほうがいい。人は一人では生きてはいけない、という現実は年を重ねることに実感していくからだ。
貴方に若さがあるなら苦手でも人脈作りを恐るな、全力で突き進め。
苦手意識を持ったまま年を重ねてからの人脈作りは正直辛い。