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わたしが日々感じている世界

一度の人生、適当に生きようぞ

ワタミ会長の渡邉美樹氏の 「私の会社をブラックと呼ばないでください」 の記事を見て

日経ビジネスオンラインの「私の会社をブラックと呼ばないでください」の記事が注目されている。ワタミ会長の渡邉美樹氏がブラック企業ではない、と説明してる記事だ。ブラック企業と呼ばれることに誇りや嬉しさを感じる企業はない。実際に働いた人間にしか分からないし、自殺者も出れば払拭することはなかなかできない。

この記事の冒頭で以下の部分があるのだが、私はこれがどうも引っかかる。

渡邉美樹氏はブログでこう始め、ワタミが法令を遵守し、労働時間や年収、離職率、メンタルヘルス不調で欠勤・休業している社員の割合などが業界平均で見ても高くないことなどを挙げて、数値的に見てもブラックとは言えないと述べています。 」  (日経ビジネスオンライン:私の会社をブラックと呼ばないでください より)

これは現在のことを話されているのだと思うが、過去についてはどうなのだろうか。また業界平均を基準に出しているが、平均自体が他の業界や一般的な認識より高ければ今いる位置が本当に低いかどうかはよく分からない。数値的に見てもブラックではない、と強く主張するのなら「ゼロ」であってほしい。

飲食業は労働が過酷で決められた時間内に始まりと終わりがきっちりしているわけではない。仕込みや掃除もあり、多くのお客さんがくればそれだけ労働量は増える。 介護でも労働量に報われた報酬や休みがあるのか、といえば難しいのではないだろうか。それが私が勝手に感じる業界の平均だ。全てがブラックとはいえないが、グレーゾーンが多い感じを受ける。

そして、報われた環境であれば今後は働きやすく労働に報われた報酬や年収があり、有休消化率も高い、過労死や自殺、メンタルケアの高さなどが目立ち、優良企業として認識していくはずだ。そうすれば業界平均の数値を基準に考えるまでもない。トップの人たちだけではなく、社員一人一人が自慢できる会社になる。

また、ワタミを利用するときにも消費者となる側もお店への気遣いがあればより働きやすい環境に変わり、その恩恵を受けて楽しいサービスが得られるはずだ。私たち側も変わらなければブラック企業は撲滅できない。

今後のワタミグループが良き企業に成長し、ブラックと呼ばれていた頃があったのか、と言われるほどクリーンな環境に変わってほしい。そして、日本のブラック企業を変えるきっかけにもなってほしい。

きみはなぜ働くか。(日経ビジネス人文庫)

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