許されるには自分で終わりを決めてはいけない
何か過ちをおかしてしまった場合、謝るのは普通のことだ。小さなことであれば「ごめんなさい」で終わる。だが、ごめんなさいが下手な人もいる。
丁寧に誠意のこもった謝罪であればすぐことが終わることでも、下手なために拗らせて関係が悪化してしまうこともある。
同じように謝罪をしても頭を下げるタイミングや角度、声の出すタイミングやイントネーション、顔の表情や全体的な雰囲気など謝罪する一瞬のうちに様々な情報が相手に伝わる。これがバラバラだと相手は不快感が募り「許さない!」となるのだ。
そして謝罪をしたから終わり、と自分で決めてしまってはまた関係が悪化してしまう。許すか許さないかは相手が決めることだ。決して謝罪する側ではない。
帰社して「謝罪してきました」と報告を受けて安心してはいけない。肝心なのは許してくれたかどうかだ。謝罪はただの過程であり結果ではない。過程の報告で満足していたらきっとまた炎上する。そのときはお終いだ。
そのため謝罪というのはどうすればベストなのか答えはない。答えがないからこそ全身全霊をかけて相手の気持ちと状況、今後のことなど考えに考え、理解をして謝罪に臨まなければならない。謝るというのは難しいことだ。
だが、常にこんな困難な状態ではないので日頃から簡単な問題でもよりベストな謝罪を考えて実行しておけば練習にもなる。(練習と言っては大変失礼になるが…)
一番ベストなのは謝罪が必要となる状況を作らないことだ。これもまた難しい。
仕事がデキると言われている人が必ずおさえいる謝罪・クレーム対応の鉄則
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