即戦力とはどういったものか
企業が求める即戦力は売上・粗利を飛躍的に伸ばすことだけではなく、現在抱えてる悩み、面倒ごと、雑務、トラブルなど面倒なことを一手に引き受けて一瞬で解決する特効薬のような人材のことである。
現場が求める即戦力はルーチンワークとなっている雑務や手を出すには億劫なトラブル、面倒な対応などであり自分の助けとなる人材である。
人材にはお金がかかる。抱えきれない仕事を分担しようにも「給料半分になるよ」「昇給はないよ」とモチベーションが下がることを言われ黙々と仕事をこなす日々となる。
その後、せっかく入った人材にここぞとばかりに嫌な部分を押しつける。押しつけられたほうは最初は良いもののそれが日常となったときにやりたい仕事とは違い、様々な価値観のズレもあり辞めていくのだ。悪循環の一つである。
もうみんな求めすぎなのである。
世界一即戦力な男――引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話
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仕事には全てをリセットできる環境作りが必要
仕事は誰もが上手にできるわけではなく日々の困ったことが積み重なっていく。忙しさに負けてその困ったことはどんどん後回しになり肥大していき、自分の手には負えない状態になる。
それが何かのきっかけで倒壊して心身ともにボロボロになってしまうことがある。なぜあのときやっておかなかったのか…と自分を責め続けてしまうものだ。こうならないためにはどうすればよいのか。
日々たまっていく困ったことには時間や場所、資料や情報、データに人の助け、そしてお金など中身によって必要なものは様々だ。自分一人だけであれば時間を作って嫌々ながらも取り組むしかない。
だが組織となると周りの協力も必要になり、上司への説明や理解も必要になってくる。こうなると面倒になりこれがさらなる困ったことへと変化していく。
それらを選択と集中で困ったことのほとんどをなしにしたり、配置転換でなしにしたり、他の人に丸投げしたり、逃げるように退職したり…といった強引な解決方法を使うこともできるが嫌なものにフタをしてるだけなのでできるなら避けたい。
そうなるとこの嫌なものにじっくり向き合い、ほんの少しずつでも取り組むしかないのである。魔法のような解決方法はなく泥臭くがむしゃらにこなしていくしかないのである。
そして、こなしつつも次からそうならないように常にリセットできる環境作りをしていくのだ。困ったことがたまらない方法、それはすぐ取り組んで実践していく仕組み作りだ。
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5年働いて給料が増えないなら辞めてしまえ
就職難の中やっと入社して始めは怒られながらもだんだん仕事を任せられ、周りからの評価も上がって気になってくるのが給料である。
仕事も回せるようになり周りからの評価もあれば昇給にも期待が膨らむのが当たり前である。だが自己評価や周りからの評価は会社からの評価とは全く別物である。
会社からは成果だけではなく成長や貢献度、失敗なども見てから評価をする。わずかな失敗で昇給に至らないことはよくある話だ。同じような失敗や去年と同じことをしているのであれば尚更である。
それを挽回すべく遅くまで働き、色んな仕事に前向きに取り組むものの頑張りだけを評価されてその結果となる給料には何も反映されない。そんなことを数年繰り返していればモチベーションも下がり、上にいくステージにも躊躇してしまうものだ。
不平や不満を会社にぶつけ、解決案を出されるも根本的な解決にはならない日々が続き、いつしか悪循環に陥る。それでももがいてなんとか給料を上げようと頑張り続ける。
そういう日々の中、5年経ったときにどのくらい給料、年収が上がってるか比較してみるといい。まるで上がってないようならその会社はとっとと辞めたほうがいい。3年でもいいくらいだ。
その会社で求められる能力や成果を出すことができないようなら次のステージに行くべきである。この会社は地位や給料を上げる度胸もないと思うのもいい。危険なのは給料上げることもできない状態のまま居続けることである。
現状維持を望むのであれば早朝出勤や残業のない仕事のやり方をしなければならない。それすらできずに働くのは心身ともによくない。自分を少しずつ壊していき、いつしか本当にボロボロになる。そんな働き方をして誰が幸せになるのか。
3年、5年以上働いてる人は入社した頃の給与明細を開いてみるといい。そのときより熱い気持ちはあるか、今の自分は想像していた地位や給料になっているか、3年後5年後の自分はどうなっているか、を見ることだ。
未来を想像して疲れるだけなら辞めてしまえ。
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